在来タンポポ


タンポポには在来と外来があって
これはがくが反ってないので在来タンポポ
http://www.biodic.go.jp/mijika/tebiki2/9p.html
(↑環境省「身近な生き物調査2001」の手引き タンポポ検索図)

在来と言っても何種類かあって、種類までは分からないけども

じゃあ、がくが反ってるのは全部外来タンポポ
セイヨウタンポポアカミタンポポの2種)かというとそうではなく
純粋なセイヨウタンポポも、在来×セイヨウの雑種も反っていて
見かけからは判断ができない

で、DNAを調べてみた結果
関東ではがくが反ってるもののうち85%が雑種って研究もある
↓参照 引用「DNAからみたタンポポ属植物の雑種個体の識別と全国分布」
農業環境技術研究所 H13成果
http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/result/result18/result18_11.html
環境省の「身近な生きもの調査(平成13年度)」により収集された形態的にセイヨウタンポポと見なされる870個体のサンプルについて,DNA含量の測定と葉緑体DNAマーカーを用いた解析を行った結果,全体の約85%にあたる740個体が雑種であることが判明した」

気付かないところで交雑は進んでいるんですね


ところで、これ
茎が平たく太くて花が何個も連なった状態(帯化)のタンポポ
十年くらい前にテレビで流行ってたのは知ってるんだけど、実物初めて見た
結構感動、というかびっくりした

※補足
きっと今のご時世だから原発事故の影響だとか言われかねないと思い
震災前から普通にあることですよ、というのを付け加えておく
↓「写真で分かる園芸用語集」 帯化(たいか)
http://engei-dict.882u.net/archives/2264

いわれてみれば確かにセッカヤナギやケイトウはそうだなあ